Autodesk Moldflow Synergy and Insight 2016 Service Pack 2 README
Autodesk® Moldflow® および/または Insight 2016 Service Pack 2 (SP2)をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この Readme には、このセキュリティ Service Pack 2 のインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。ご使用の製品にこの Service Pack 2 を適用する前に、このドキュメント全体をお読みください。参照用に、このドキュメントをハード ドライブに保存するか、印刷することをお勧めします。
目次
Moldflow 材料データベースが、それぞれの Service Pack のリリースで更新されています。変更の詳細は、インストレーション パス(通常は、C:¥Program Files¥Autodesk¥Moldflow Synergy 2016¥help)の help フォルダにある「Autodesk Moldflow 2016 材料の変更」PDF に記載されています。2016 SP1 リリース以降の変更の概要は、次のとおりです。
- 2 つの新しいメーカーが追加されました
- 19 の新しいグレードが追加されました
- 20 のグレードが修正されました
- 25 のグレードが削除されました
- BASF の材料、Ultramid B3K6 の材料 ID が変更されました。この変更により、既存の BASF の材料との材料 ID の競合が解消され、BASF Ultramid B3EG6 が 2016 マテリアル ライブラリに復元されます。既に 2016 リリースで BASF Ultramid B3K6 を使用してスタディを作成している場合は、この Service Pack 2 をインストールし、スタディから材料を削除してください。BASF Ultramid B3K6 を選択するには、メーカー名(BASF Engineering Plastics)および製品名(Ultramid B3K6)でデータベースを検索してください。以前の材料 ID で検索すると、検索結果に BASF Ultramid B3EG6 が表示されます。
この Service Pack 2 は、次の解決策を提供します。
- [メッシュの生成]ダイアログで[Dual Domain メッシュ肉厚を計算]が選択されていない場合、Dual Domain メッシュの肉厚は計算されません。
- 2016 FCS リリースには、[肉厚診断]ツールの使用時に、肉厚結果を要素プロパティ名に追加する機能があります。この機能の予期しない結果として、このツールを使用するたびに要素プロパティ名が長くなり、Synergy がクラッシュする原因にもなるということがあります。2016 SP2 のリリースでは、[肉厚診断]ツールの結果が要素プロパティ名に追加されなくなりました。
- Dual Domain メッシュ内の要素に手動で肉厚を割り当て、解析を実行する前に[肉厚診断]を実行した場合、手動での編集は保持されます。
- 要素タイプを[成形品表面(Dual Domain)]から[成形品表面(Midplane)]に変更した場合、指定した肉厚は Midplane メッシュ内で保持されます。
- カーブ メッシュは、すべてのランナー断面に対して動作します。これには、U 形状も含まれます。
- 3D 冷却管のボディは、独立したコンポーネントとして、またはアセンブリとしてインポートすることができ、どちらも[3D 冷却管メッシュ]ツールを使用してメッシュを生成することができます。
- 3D メッシュ修復ウィザードの使用時に、反転された四面体は生成されなくなりました。
- 選択内容を特定の図形タイプにフィルタする場合、新しいフィルタを選択しない限り、使用したフィルタが記憶され、次回ツールを使用するときに適用されます。
- [バルブ ゲート コントローラの表示/編集]ダイアログで[バルブ ゲートのトリガ]を %volume に設定するとき、範囲が 100% に限定されることはなくなりました。
- バルブ ゲート コントローラがホット ゲート ビーム要素に割り当てられているインスタンスで、基本となるカーブを問題なく削除することができます。
- Synergy のローカライズされたすべてのバージョンで、各バルブ ゲートに関連付けられたコントローラ名がユーザ インタフェースに正しく書き込まれます。
- 材料 SABIC Cycoloy LG9000 を使用した冷却を含む解析順序が実行できない問題は解決されました。
- レイヤーを表示または非表示にするとき、スケール バーは表示レイヤーの値を反映して更新されます。
- [確認]ツールを使用して複数のビューで結果を比較するとき、[レポート]タブの [イメージをキャプチャ]ツールを使用して、「確認結果」を含むイメージをキャプチャすることができます。
- [プロット プロパティ]ダイアログの[変位量]タブで表示倍率の値を 0(ゼロ)に設定した場合、[確認]ツールを使用して反り結果をクエリーすることができます。
- [肉厚診断]ツールの使用中に[確認]ツールを使用して、モデル上の特定の点のメッシュ肉厚をクエリーし、それぞれの場所を一度クリックするだけで結果を取得することができます。
- 変位量結果を表示する場合、アンカー ノードを一度設定すると、[反り表示ツール]ダイアログの[表示]ページで[アンカー平面の表示]オプションをアクティブにすることができます。
- [プロット プロパティ]ダイアログから、[XY プロットのプローブ]の[凡例の表示]のオン/オフを切り替えることができます。
- 切断平面のあるモデルの繊維配向テンソル結果を、vtk エラーの発生なしに表示することができます。
- [オプション]ダイアログの[ビューア]タブの[ライト シェーディング]ツールを使用して、結果プロットを明るく、または暗くすることができます。
- 充填時間結果が HTML レポートに表示されるプロットのみであるという Service Pack 1 の問題は解決されました。HTML レポートに、任意のプロット イメージを再度追加することができます。
- パスラインがマーカーに設定されているとレポートの生成がハングするという Service Pack 1 の問題は解決されました。
- 展開した .zip ファイルからプロジェクトを開き、パスラインを表示することができます。
- [画面を分割]ツールを使用して、同じプロット データを表示しているパスラインの複数のインスタンスを表示することができます。
- 固体密度と溶融密度の両方が API を介して公開されるようになりました。
- ファイル アクセスの問題が解決されました。
- 複数のインサートがあるモデルで、反り解析から初期応力をエクスポートし、さらに調査するために ANSYS にインポートすることができます。
- あるスタディから他のスタディに、スタディ設定をコピーする場合、予期されるすべての情報がコピーされます。これには、オーバーモールディングの材料 B も含まれます。
- 冷却結果が、V 形状のバッフルに対して表示されます。複製されたカーブ上の直線としてモデル化されたバッフルに対しても、いくつかのモデルに対する冷却結果が表示されます。
- .nas ファイルおよび .bdf ファイル用に開くために長時間を要するというプロセス設定ウィザードの問題は解決されました。
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この Service Pack 2 は、次の解決策を提供します。
- Midplane モデルの反りの表示が、予期したとおりに動作します。
- マイクロセルラー射出成形解析の実行時に一部のマテリアルで異常な動作が見られるという問題は解決されました。
- モデル内のバルブ ピンの表面温度には、接触する樹脂の温度が反映されます。
- 熱電対制御ヒータの XY 温度は、予期したとおり、設定範囲を最小限超えるのみです。
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インストールを完了するには、Autodesk Moldflow Insight 2016 SP1 またはAutodesk Moldflow Synergy 2016 SP1 (または両方)がインストール済みであり、Microsoft® Windows® オペレーティング システムの管理者権限が必要です。Service Pack 1 をまだインストールしていない場合は、Autodesk Application Manager またはオートデスクのマイ アカウントからインストールしてください。Service Pack 2 には、修正プログラム 16101 および修正プログラム 16102 によって配布された修正が含まれています。ご使用のコンピュータにこれらの修正プログラムを既にインストールしている場合、この SP2 リリースのインストール時にそれらをコンピュータ上に残しておいてかまいません。
- すべての Autodesk アプリケーションが閉じていることを確認します。
- 画面の右下隅にある Windows システム トレイを開きます。
- [Autodesk Application Manager]アイコンを探して右クリックし、[開く]をクリックします。
- [更新]タブをクリックし、利用可能な更新プログラムのリストから、[Autodesk Moldflow Synergy 2016 SP2]または[Autodesk Moldflow Insight 2016 SP2](または両方)を選択します。特定の更新プログラムの情報を参照するには、その項目をクリックして詳細情報を表示し、更新のリリース ノート ドキュメントへのリンクをクリックします。
注:
- 既定では、最も新しく提供された更新プログラムがリストの先頭に表示され(日付で並べ替えた場合)、古い更新ほど下に表示されます。1 つずつではなく、一度に複数の更新プログラムを適用するには、各項目のチェック ボックスをオンにし、[選択項目をインストール]をクリックします。各更新が重要でない場合は、[無視]ボタンをクリックすることもできます。後でインストールできるよう、更新はリストに保持されます。
- オートデスクのマイア カウントからインストールする場合は、ダウンロードした *.msp ファイルをダブルクリックしてこの Service Pack をインストールします。
注: Linux 2016 Service Pack 2 をインストールするには、まず Insight 2016 Linux FCS または SP1 ビルドをインストールした後、Autodesk® Knowledge Network (http://knowledge.autodesk.com/support/moldflow-insight/downloads/)から該当するファイルをダウンロードする必要があります。
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